徹底比較(?)midi対ソフトウエア音源
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公開トレーニング開始!?
(2007.06.30)
そんなこんなで、ヴィエナ・シンフォニック・ライブラリーと業界では呼ばれているヴィエンナ・シンフォニック・ライブラリー(ほとんど意地になってる(^.^;))なわけですが、実はMOTUにも良い部分はあるわけなのです。
でもね、結局主戦となると、どっちかなー???????なわけですよ。とりあえずの決定事項は、弦はヴィエンナに尽きる、という事なわけです。なので使いこなすトレーニングをボチボチやってたわけです。んで、音が美しいから公開したくなっちゃった、ってわけですね。(^.^;)
そんな事を考えていると、ついつい色々な事を考えてしまい、挙げ句…
禁断の変態サウンド!?アメリカンな曲をヴィエンナでやってみた(^o^)v
ずっとオレの曲を聴き続けて下さってる皆さん、あまりにも如実に、クラシックの他だとラテンとアメリカンサウンドが得意なオレだという事には既にお気づきでしょう。(^.^;)
いやね、考えたわけです。ここまで素晴らしい、美しい音源なら真骨頂を公開していい気になりたいなあ、なんてね。(^.^;)
ずっとそう考えていたのですが、今日いきなり気が変わったわけです。(-_-;) あり得ない事した方が絶対楽しいはずだと。
いかにもウイーン・フィルという曲をヴィエンナでやったって、ああ、そうだね、で終わりませんか?(^.^;)
そんなわけで、土下座してもウイーン・フィル様がやってくれない様なものをやってみる事にしました。今日はその第一弾!!…ってまだやる気かオレは!?(-_-;)
とりあえず、こんな曲というのを、従来の音源でご確認ください。『YOTAROWウエスタン』という芸道のお芝居の『Epilogue』、人呼んで『ヨタローグ』(^.^;)
思わず「シェーン!!カムバ〜ック!!」と叫びたくなるベタベタでコテコテの西部劇のラストっぽい音でしょ?(^.^;)
でもね、アンケートで一番印象に残っているのが、『思わず「お母さん」と叫びたくなりました』という言葉でした。
背景よりノスタルジーが先行しちゃってましたね。(^.^;)
さて、このベタコテな西部劇の音が、ヴィエンナだとどうなるんでしょうか?
えー、滑舌良過ぎるっしょ?(^.^;)
更にそれだけではないので、次へ!!(^o^)v
結局ヴィエンナってこういうこと!!(^o^)v
確かに圧倒的に音質は良いでしょう。んで、実際にやってみてとても嬉しかったのは、以下の事ですね。
- チェロのオブリガートが!!(・O・; …midiでの苦悩は、チェロをかなり出さないとオブリガートが聞こえなかった事。ところがヴィエンナの場合は、生オケ同様、丁度良いバランスの音量でもきっちりと立ってくれます。音がしっかり伸びてます。これには大助かり(^o^)v
- しっかり『録音されている』スラー!!…何てったって岡崎さん(今都響の主席になっちゃいました)を思わせる美しいソロ・トランペットのスラーですよ!!そして冒頭のYOTAの短い動機を吹いているソロ・ホルン、ウインナホルンなのでFシングル、つまり1オクターブの跳躍だと指遣いが同じで間の倍音が入っちゃうんですが、それがしっかり聞こえちゃってます。オレだと入らないのになあ…っていいとこ書いてるんだった。(^.^;)
- 多彩な音色…もうこれに尽きます。録音しすぎとも思える程、音別、強さ別、表現別に収録された音の数々により、きっちりゆらぎの表現が出来ちゃいます!!(^o^)v
- 弦楽器の長いロングトーンは勝手にボウイングを切り替えてくれます。この為、この曲では音量ムラが出てしまい、音量調整が必要でした。アップボウとダウンボウで音色が違うし、返す瞬間の音もあるので、よく聴くとちゃんとわかりますよ。(^o^)v
ところで、この企画のどこがどう変態なの?ってことになると、次の説明が必要だと思いますので、ご一読ください。
『Vienna Symphonic Library』に収録されているのは、ウイーン・フィル固有楽器が中心だったりします。つまり、ウイーン・フィルでしか使わない楽器の音が網羅されているわけです。
今回のヨタローグでは、わざと全てをウイーンの固有楽器にしました。リストは以下の通りです。
- フルート…専門外なので詳しい名前は分かりませんが、フラウト・トラヴェルソ(200年前のフルート)を彷彿とさせる木のフルートです。この音源にはこのフルートしか入ってません。(^.^;) あ、アルト・フルートとかは別としてですが。
- オーボエ…ウインナオーボエです。太めです。通常の物よりずっとずっと柔らかで木質的な音がします。
- クラリネット…マウスピースに、通常はリードを金具で装着しますが、ウイーンではオーボエと同じ様に糸で巻いて固定します。太い音がします。
- ホルン…ウインナホルンです。Fシングルです。つまりバルブの抜差管が通常のフルダブルでは二重なのに対し、一重です。長いF管なので、ミスしやすいという致命的な欠点がある反面、フルダブルよりも小さい音量で炸裂し、管が太い為に迫力のある太い音がします。ヴァルブもウインナ・ヴァルブで、通常のロータリー・ヴァルブとは違い、指でかけたスラーはポルタメントの様になります。
- トランペット…ロータリー・トランペットを何故か使ってます。この音源もロータリー・トランペットです。ピストンヴァルブの管体と比べると、音が柔らかいです。
これらの楽器が、ウイーンフィルにあの強烈な個性をもたらしていたりします。90年頃までは、弦楽器も全てがガット弦で、更に個性的でした。
どんだけ〜??\〜/(^o^)
んで、普通じゃない楽器なもんで、ウイーン・フィルっぽくしかならん、ってのは背景音楽を作るオレには結構致命的にも思えます。
んぢゃ使えんのか?っつうとですねえ、そうでもないんです。オーボエは、通常のフレンチ・オーボエも、ホルンは、通常のフレンチ・ホルンもしっかり収録されとるわけです。
この音源は、音色の問題よりもむしろ操作性の悪過ぎる今時マルチティンバー(多トラック)化されていないバーチャルシンセの使い辛さの方にあります。
一見、以前のmidiのデータのパッチ(音色)を張り替えただけに見えるこの作業に、何と半日を費やしたわけです。そこまでこのバーチャルシンセによる作業には時間が掛かってしまうわけです。
なので、以前の日記などでオレが書いていた、『作業スピードが必要ない局面では強力』というのは、ここから来ているわけです。
結局禁断のサウンドは禁断ってことでいいの?
それじゃあ、折角無茶な変態サウンドを作ったんだから、どこがどうなのか?っつうところを申しますとですねぇ…
まあ、これはこれでアリなのでは?と思う人の方が多いのかも知れませんが…(^.^;)
んー、、、やっぱ西部劇なんだからもっとメタリックにーーーー!!(><)っつう事を感じているのはオレだけでしょうか?(^.^;)
もちろん、本番用にはこれは使えませんねー。もし『YOTAROWウエスタン』を芸道が再演すると言った場合ですが。
んでもし再演になったら、選択は間違いなく、ウイーン固有楽器の排除という事になると思います。それ以外はとてつもなく良い音なので採用!!(^o^)v
結局、背景音楽作る人にとっては、それっぽく聞こえないと仕方ないわけで、全てをヴィエンナというのは無茶の一言だと思います。(^.^;)
アメリカンサウンドをアメリカ音源で
(2007.07.01)
そんなこんなで、今日は『正統派』っぽいことをやってみました。西部劇のラストなんだったらアメリカの音源だといいんじゃねえの?ってことで。
まあ、色々な事がありましたけどね、コンセプトに基づいてって事なんで、割り切ってやりました。(^.^;)
MOTU Symphonic Instruments によるヨタローグ
是非ヴィエンナと比べてみて欲しいところなわけです。(^.^;)
実際、生音と同じ現象が起きてしまいました。(^.^;)
ヴィエンナの方が音が数段良い、でも似合うかどうかって事になるとどうかな?と。(^.^;)
全くダメなわけではないのですが、ヴィエンナの音を聴かされるとちょっと引いてしまいます。(^.^;)
そんなわけでご感想を!!m(_ _)m
一つの曲で、わざと普段しない事をやったわけですが、とても良い機会なので、皆さんのご感想をお願い致します。m(_ _)m
えー、MIDIの、ウイーンの、アメリカの、って書き方でいいですよー!!(^o^)v
んで、ぶっちゃけたご感想を頂きたいと思います。
ご感想はこちらへ(弾正さんの掲示板)
何でもいいですよー。どれが『好き』でもいいし。宜しくお願いします。m(_ _)m
MOTU Symphonic Instruments ってこんな子
操作性や制作スピードから行くととてつもなくMOTUにアドバンテージがあるのですが、わざわざヴィエンナという事を考えるなりの不満があるわけです。
オレ個人のMOTUに関しての利点と不満は以下の通りです。
☆良い子のMOTU
- 外部MIDIと変わらない操作性(しっかりシークエンスソフトのコマンドを死守してくれている)
- それによる圧倒的な制作スピード
- MIDIのハイエンド機種と同等もしくはそれ以上の音質
- 今時当然のマルチ・ティンバー(多トラック同時認識・出力)搭載!!
- 今回の音源では使ってないけど、リバーブも外部MIDI同様操作がら〜くらくで外部MIDIより格段に良い
- それなりのパッチ数があり、それなりの表現力を持っている
- 利点から見た換価価値はとてつもなく抜きん出ている
☆悪い子のMOTU
- NYのプレイヤーの音になっちまう(当たり前(^.^;))、ぶっちゃけ、音が汚い(音質は良いが)(^.^;)
- VSL対応なのに、スラーがかかっているのが分かり難い(^.^;)
- そのせいもあり、ニュアンスが打ち込み臭くなる(-_-;)
- クラリネットが妙にうるさい(大謎
- 16ビットだから高音域(音符にならない高周波)がキンキンいうし、スカスカな音になる
ちょっと専門的で分かり難いかもですが、操作性については、今回の音源作成に当たり、パッチ(音色)の張り替えの他にやる事が、ヴィエンナに比べると圧倒的に少なかったのです。
つまり、外部MIDI用に作ったこの曲のデータに打ち込まれていた、様々なコマンド(音量、パン=ステレオ位置等)がMOTUではほぼそのまま有効だったので、今まで通りの作り方である程度何とかなるわけです。反面、ヴィエンナには悉く無視されちまうわけです。(-_-;)
音については、確かにMIDIよりも音質は良いですよね。録音されている音のデータのサイズが違うわけで、言ってみれば5年前の写メールがMIDIで今の写メールがMOTUだという事になるわけですから。でも、結局はプレイヤーなんですよー。(-_-;)
具体的に、ホルンが全然違うでしょ?(^.^;) これ、人間でやった時と全く同じです。(それを録音してるんだから当然だけど。(^.^;)) ウイーンのプレイヤーがウインナホルン吹いたのがヴィエンナなわけです。MOTUは、NYのプレイヤーらしく、残響無しだときちゃなくて野太い音で、残響あるとモーモーにこもってしまう。(-_-;)
アタシが実際に彼らと会った時と全く同じ現象が起きてしまってるわけです。(-_-;)
フルートも、金属のフルートなのはいいけれど…とか思ってしまいます。(^.^;) オーボエもガチャガチャだし。
音源は結局プレイヤー次第
結局、NYにだって音の奇麗な人は居るわけです。そりゃウイーンから見たらとてつもなく少ないでしょうけど。んで、考えられる事はたった一つなわけです。それは、オレが打ち込み始めた頃に面と向かってプレイヤーに言われた事でもあるのですが…
『打ち込みが進化する=プレイヤーの仕事が減る』
当たり前かも知れません。録音に関しては、『聴く』という目的では無い場面では生である必要が無くなってしまっている現在なのです。その為、ユニオン(労働組合)に入らないとお仕事出来ないアメリカで、これは見過ごせない現象でしょう。良いプレイヤーが、こういった音源作成のお仕事には来てくれないという事情があるのだろうと思います。
音源作成の光と陰
んじゃ最終的にどうするのオレ?って事ですが、昨日書いた様に、使い分けるという選択肢しかありません。(^.^;)
ただねー、、、急ぐクセにうるさいクライアントってどの世界にもいるわけで…(^.^;)
んー、、、アニメ系撤退ですかなこれは。(-_-;)
まあ、どうせそっちはオレが新潟へ戻った時点で終わってるとも思える今日この頃だし、まあいっか。(^.^;)
これからは、正しい作曲家の道を進もうと思っているわけです。それは、発表を重ねること。自主公演を増やすという事。
リアルタイムで、オレが作る音を発表するのって、今何が出来るか?という疑問に答えるには最高の手段じゃないですか。(^o^)v
なので、新潟へ戻って仕事が減った今、地道に興行を重ねて行こうと思っております。興行を主催するという事は、充分なタイムスケジュールを組んで打ち込むまたとない機会!!
ヴィエンナを使いこなすのも、MOTUで良い音出す工夫をするのも、どちらもこれからガンガンやって行きます!!(^o^)v
(とか言いつつ先々であと二つ音源を買う予定(^.^;))
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