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Mac World Expo
Macworld Conference&Expo/Tokyo 2002
会場の東京ビッグサイト(左側がiMacの巨大な看板)
DTM
・Roland
先ずはローランドから。何というか、飲み屋のカウンター的な配置のブースでした。囲まれた空間の中をうろつく、というスタイルではなく、カウンター越しにスタッフと話す、てな感じでした。
話し始めて、含蓄の妙な深さと衣服やショルダーバッグ等により、ここでも完全にプレスと勘違いされ、妙に丁寧な解説を受けました。
今回のローランドのウリは、ズバリSDー90でしょう。これに尽きます。これまでの外部MIDI音源モジュール、つまり簡単に言うと、パソコンにつなぐMIDIの機械、ではなく、その性能を持ちながら、ハードディスクレコーディングをする時にも中核的な役割を担わせよう、てな事で開発されました。あまり意味は無い、と思ってしまいました。正直な感想です。只、私の様に仕事としてDTMをする人にとっては、もっといい環境は他にあるわけですが、そこまでこんな事にお金は掛けられない、てな、完全に趣味として楽しもう、という人には、ある意味うってつけなのかも知れません。ローランドというメーカーは、これまでそういった、アマチュアのユースに悉く対応し続けてきた、という親切なメーカーです。他のメーカーの一歩も二歩も早く『ミュー二郎』というハードとソフトのパッケージを作っただけの事はあります。
そんなローランドですが、プロユースにも当然応えて来ました。しっかりと顧客を掴んでおり、弾正もその中の一人なのであります。そんなわけで、SDー90と同時に発売された、完全なMIDI音源モジュール、つまりここでは、他の機能を一切持たないMIDIの機械、てな意味ですが、それが、XV−5050です。ただ、あまりにも残念な事に、音源は、SDー90と全く同じだそうで、試奏の結果も全く同じでした。プロ用は、もっと気合いを入れて作って欲しいものです。
さて、これまで日記等で、このSDー90の音源には目茶苦茶苦情を述べてきた弾正ですが、その内容をご紹介しようと思います。
今回、SDー90とXVー5050の音源では、飛躍的に、一音あたりの記録用メモリーを増加させたので、とてつもなく『音質』が良くなった、のですが大問題があるんですねぇ。それは、『音質』は確かにいいのですが、いかんせん、『音色』が悪いのですよぉ。このブースでこの苦情をぶつけた所、最初の担当者は、『ニュアンスの違いぢゃないですか?』と逃げ、次の、写真に写っているいい感じの担当さんは、しっかりと受け止めてくれました。ありがとう。そうなんです、ニュアンスの違い等では断じて無いのです。録音した『音』が悪いのですよ。つまり、音を出した人が、下手なんですねぇ。…絶句
そんなこんなで、今のローランドに最も必要なのは、いいエンジニアでもいいプロデューサーでもなく、いい演奏家なんです。ここ、ポイントですよ、ローランドさん。ホルンなんかアマチュアでも下手な方な人、って感じだったし、打楽器なんかは、これまでは他メーカーの追随を許さない、不動の良さを持っていたのに、この二台の音は、明らかにスタッフが叩いた、って感じでした。頑張れ!!ローランド!!
EDIROL純正システム
XVー5050とAー37(MIDIシンセ)
写真をクリックすると別ウインドウで拡大表示します。
今回のローランドブース
USB接続のオーディオ・キャプチャー、つまりいい音でHDレコーディングするための機械、UA−5
EDIROLのHDレコーディングシステム
・Mark Of The Unicorn
プロ用シークエンスソフトの定番、Performerのメーカーといえば、マークオブザユニコーン社です。本当にこのソフト、業界標準を超え、これでないと話にならない、てなところまで来てしまってますね。
汎用といえば、ウインドウズ用でローランド製のケイクウオーク、って事になるのかなあ?まあ、プロユースしか知らないのですが(^.^;)
そんな、シークエンスソフト、つまり、MIDIに送るための演奏データを作るソフトでは、完全に独占市場となったパフォーマーですが、今回はやはり、DP3が最もホットでしたね。
DP3(デジタルパフォーマー3)は、ケイクウオーク等に見られる、シークエンスソフトなんだけれども、音声の編集や加工、更にMIDIと同期させて合奏させる、なんて事を最初にやったのが、デジタルパフォーマーなんですね。通称、DP、又はデジパホと呼ばれ、プロの間だけで親しまれております。
DP3は去年発表されたので、あまり目新しさの無い、ちょっと寂しいブースでした。でも、恐らくDPを使ったことの無い人にとっては、結構新鮮な感動をおぼえられたのではないでしょうか。というのも、ちゃんとプレイヤーを呼んで、DP3にあらかじめ打ち込まれたMIDIデータと一緒に、彼等の音を、DP3の書類内(?)に録音し、同期させる、てな事を、生でやってましたから。
でも、このソフトの本当に凄いところは、こんな機能なんかでは無いんですよ。それは、極めてバグの少ないMIDIデータであったり、音声の編集ソフトではプロの間では定番になっている、ProToolsよりも高音質なイフェクトにあるんです。つまりですねぇ、音声にリバーブとかエコーとかの特殊効果を施した時に、最もいい音になるのが、本来シークエンスソフトである、DPなんです。摩訶不思議〜
そんな目新しさの無いブースの中で、ホットはホットであったのですが、地味ながら一際輝いていた新鮮な話題が、意外にもハードウエアでした。
MOTUのハードウエアは、スタジオではお馴染なんですね。でも、個人持ちとなると、滅多にお目にかかれません。つまり、そこまで高いんです。欲しいです。でも買えません。(^.^;)
先ずはFireWire(IEEE1394/iLink)対応を果たした『MOTU828』です。これは何か?というと、『シンクロナイザー』という機械なんですね。それで、解説しようとすると、出来ることが沢山あって説明が大変なんですが、音声信号を制御して、接続した各機器に振り分けたり、各機器から受け取ったり、てな事をする装置です。それから『同期』というのもこいつの大切なお仕事ですね。例えば、複数の録音機器をつないで合奏する、てな事をするとき、その接続と同期(タイミングをとる)をまかなうのが、こいつの役割なんです。
それから、『MOTU1296』をはじめとするオーディオインターフェイス。こいつはローランドと違い、完全なプロユースで、CDやあらゆるメディアのマスターを作るスタジオでは必要不可欠なんです。それだけ、抜きん出て音がいいんですね。こいつを通して、どこのスタジオでも、G4のHDにレコーディングしたりします。
そんなわけで、DP3のバージョンアップ料金が高くて泣いている弾正ですが、とにかくよだれを拭うだけでブースとおさらばでした。どれもこれも高いっ!!
…でもなあ、欲しいなぁ、でもなあ、スタジオにはあるからなぁ、…堂々巡り(^.^;)
スタジオにあるのと全く同じ光景。ラックマウントされたMOTUのハードウエア達。
MOTUの中でも安めの機材をつないだ、家庭用にお薦め、的なセット。でも高い。日本人、貧乏。
出演者を待つブース内のステージ。ギタリスト二人でした。
・YAMAHA
…寂しい。ひたすら寂しい。物悲しい。ご覧の通り、常時ガラガラだったヤマハのブースでした。仕方が無いんですよぉ。だって、スタッフが暗い!!やる気無さ全開!!
弾正が行くと、先ず品定めされましたねぇ。飲み屋よろしく、でも暗い顔で。そして、何か聞こうとすると、おずおずと視線をそらされ、一切会話が無かったです。
ピアノだとか管楽器では大成功してますね、ヤマハは。だからって、いつまでもこんな殿様商売してていいんでしょうか?買いたかったら買え、欲しくなければ買わなくていい…(^.^;)
このブースの周り、とても賑わってたんですよ。でもなあ…
てなわけで、何の収穫もありませんでした。ここで、置いてあったパンフを元に解説するのも一つの手ではあります。でもねえ、エキスポのレポートであって、製品のレポートでは無いのですよ。ここは、心を鬼にして、何もしない事にします。
まあ、DTMのコーナーにあるブースで、出入り口に陳列されてたのが、MIDIでもキーボードでもなく、CD−R/RWだった、そこからが間違ってますよ。来年のエキスポ、出展するのかなあ?
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