再開への道のり
楽器ぢゃあっ!!
怒濤の東京ツアー、本当に限られた時間でのスケジュールとなり、当初10本前後の楽器を試奏する予定が…たったの3本となってしまいました!!(泣
オレがマッピ選びする為の試奏時間で、同行したYSさんと二人での試奏です。最初は、この三本の中には入らないオレのイオから。「あ、これいい」と吹くなりYSさん。やっぱ気のせいでは無かったみたいでした。
二人が試奏したのは、ヴェンツェル・マインルの黄色(イエローブラス)とパックスマン(F/Bフルダブル)の赤(レッドブラス=ゴールドブラス)、そしてショーウインドウで発見し久しぶりのご対面となったメーニッヒのセミダブルでした。
実はオレが小沢先生から借りる前には、同行したYSさんが借りていたのがメーニッヒのセミダブルでした。深みのある美しい音がした楽器で、Bシングルはペーター・ダム氏の愛機だと言えば傾向は分かるかと思います。
ちなみに二人とも、ずっとエンゲルベルト・シュミットの赤を使用しており、YSさんはパックスマンのB/ハイFを現在使用しております。
このまま書いてもいいのですが、恐らく一覧にした方が分かりやすいと思うので、先ずは表でご覧下さい。
| メーカー | モデル | 材質 | 実勢価格 | DSさん評価(10点満点) | YSさん評価(10点満点) |
| IO | 1054CL | イエローブラス | ¥ 347,000- | 7点 コストパフォーマンスは最高。 完全にヤマハを出し抜いてます。 ザイフェルト氏が買ったのも良く分かります。 | 6.5点 ヤマハなんてとんでもない、ずっといいです。 第四ロータリーが小さくてかわいい。(^o^) |
| Paxman | M20GB | ゴールドブラス | ¥1,230,000- | 9点 やっぱオレはとことん赤と相性が良いみたい。 音色、音抜け、響き、全て完ぺきで昔のパックスマンの様なきつさが無いです。 減点は値段が高いから。それと楽とはいえシュミットの赤程ではないから。 | 6点 あんましよくないです。もっと良い音がする筈のメーカーです。 |
| Wenzel Meinl | 205CL | イエローブラス | ¥ 430,000- | 4点 音がメタリック、硬過ぎ。カチンカチン。 評判と違い過ぎる程スラーが良くないし、評判程楽ぢゃない。イオの勝ち。 | 4点 音が全然良くない。 |
| Moenig | 不明、B/Fセミダブル | イエローブラス?赤っぽい色 | ¥ 430,000- | 8点 流石セミダブル、楽!!(^-^)v ただね〜…昔とは音が違い過ぎます。メーニッヒまでメタリックな音になったとは… | 7点 そうそう、昔のメーニッヒと音が全然違う!!でも楽だからいいです。 |
…イオ、凄えっすねえ!?(・O・; 何とパックスマンよりYSさんの評価は上でしたっ!!二人の見解の違いは、自分に合った材質の違いでもあるみたいに思えます。
また、展示品の試奏である為、楽器屋さんに入荷直後に吹き比べた場合は、もっと評価が上がる事必至です。特にベンツェルはハズレである可能性がかなり高いです。材質も赤みがかった黄色ではなく完全なイエローブラスの色だったので、評判の良い物とは違う気がします。
YSさんはイギリス留学経験があり、パックスマン本社で何本も試奏しているので、パックスマンへの評価はオレより厳しくなってます。ちなみにかつてのオケでの相方でもあります。
さて、コメントだけでは分かりにくいと思い、ここからはオレ個人の評価になっちまいますが、各要素別の特徴を表にしてみました。オレの演奏経験のある楽器を二つと、他店で試奏した楽器を二つ、参考の為入れておきました。
| メーカー | モデル | 材質 | 製造年代 | 吹奏感 | 反応 | 音程 | 音抜け | 響き | 音の良さ | コメント |
| Alexander | 103M | 黄 | 1982 | 6 | 10 | 7 | 10 | 5 | 7 | ノーラッカーのワンピース。自分と合ってませんでした。 |
| E.Schmid | フルダブル | 赤 | 1988 (?) | 10 | 10 | 9.5 | 8 | 10 | 10 | ライトウエイトになってからの初上陸した物を店頭に並ぶ前に自分で選定。だから良かったのか?これ以上の楽器には未だ出会えず。音程は上のCだけが低いです。他は完ぺき。 |
| IO | 1054CL | 黄 | 2005 | 8 | 8 | 3 | 7 | 9 | 7 | 中古の為、音程の悪さは前のユーザーの吹き込みのせいだと思います。本来のツボが弱いながらも残っているのですがそこへ当て難いです。音は明るくて、響きでしっかり柔らかさが作れます。 |
| Paxman | M20GB | 赤 | 2006 (?) | 9 | 10 | 10 | 10 | 7 | 8 | 単純にオレが赤と相性が良いのみではなく、やはりしっかりとしたメーカーだけあってバランスが良いです。(^-^)v |
| Wenzel Meinl | 205CL | 黄 | 2006 (?) | 8 | 9 | 7 | 5 | 6 | 2 | 音の硬さが低評価へと繋がってしまいます。あの巻きで柔らかい音が出ないのが信じられません。深みもないです。 |
| Moenig | セミダブル | 黄 | 2006 (?) | 10 | 10 | 9 | 9 | 8 | 6 | 本当に惜しいっ!!これで昔と同じ音色なら!! |
| Alexander | 503MBL | 黄 | 2005 (?) | 7 | 10 | 10 | 10 | 8 | 8 | これも本当に惜しいっ!!何せ少しメタリックな音なのですが、メーニッヒよりも昔の音がします。太い良い音ですっ!! |
| YAMAHA | YHR567D | 黄 | 2006 (?) | 6 | 4 | ?? | 1 | 1 | 4 | バルブズレが災いしてます。それに尽きます。ワンピースの方が良いと思います。 |
表は10点満点で、良い程点数が高いです。吹奏感は楽な程、響きは多い程、といった感じです。
え〜、他店で試奏したアレキの太ベルも評価してみました。量産モデルでこの評価というのは、ズバリ大当たりですね☆(^-^)v
恐らく、同社の1103MBLとほぼ同じ評価になるかと思われますが、もし赤の入荷時に自分で選定出来たなら、かなりこのモデルを即押さえする確率が高い程良かったと思います。
また、参考に出ているアレキの103Mとシュミットに関しては、現在の同型機で同じ評価が出るわけではありません。かなり違うと思います。
それからヤマハですが、今思えばバルブがズレていた時の症状が出てました。なので本当の評価からは程遠いかと思います。展示品でも調整はキチンとしておいて欲しいものです。(^.^;)
それにしてもイオ恐るべし!!コストパフォーマンスという事になると、同系色で売っている(安い系ね(^.^;))メーカーからは完全に抜きん出てしまってますね。本当に凄いです。
ただ、ギャラを貰って吹くという事になると、ちょっと抵抗を感じてしまいます。それぞれの特色はバランス良く兼ね備えてますが、突出した物が無い、当たり障りの無い楽器という感じなんです。
大勢の中でピカッと光る演奏をする、という事になるとちょっと弱いかな〜。
ここまで、グローバルさん(販売元、難癖付けて良くしてくれた偉大な会社)とジュピターさん(イオの製造元)、本当に良く頑張りました。昔ながらの深みのある音色は絶対そのままにして、何かイオならではという特色をこれから付けて行って欲しいと思います。
それさえあれば、一流メーカーの仲間入りが出来ると思いますよ☆(^-^)v
そんなわけで、怒濤の東京ツアーのホルン編、これにて終わりで〜すっ!!田中先生もお元気との事でした。本当に大収穫なツアーでした。
本当に素晴らしいマウスピースに出会え、そして本番用の楽器の有力候補にも出会えました。
YSさんと二人で、もう若くないんだからそろそろセミダブルがいいかも、なんて話してたりもしました。本当にそうするかも?なツアーでした。
もう少し色々試してみて、その上で本番用は決めたいと思います。メーニッヒが赤でセミダブルを作ってくれたら理想なのかな?
アレキもあの特有のきつささえ無ければ…
結局現時点ではこの二本が有力候補なわけです。
…あれ?…オチは?(^.^;) m(__)m

